※ ソニーモバイルコミュニケーションズのモニターで「Xperia Z Ultra」のLTE版をお借りしています。
※お借りしているのは開発機のため、製品版とは仕様が異なる場合があります。
大画面のXperia Z Ultraは、手書き入力も得意。
指やスタイラスだけでなく、鉛筆でも操作が可能です。
先日のイベントで聞いたところによると、専用のスタイラスを付属させなくても、いつも持ち歩いている鉛筆などで操作できた方が便利ではないか、というコンセプトだそうです。
そのため、鉛筆などで操作しても傷がつきにくいよう、硬度の高い飛散防止フィルムが採用されているとのこと。
でもねー、シャープペンやボールペンならともかく、鉛筆って久しく携帯してないんですよね。
ぶっちゃけ、大人の女性で鉛筆持ち歩いてる人って、むしろ少数派ではないかと思ったりするわけです。
それに、いくら傷がつかないといっても、いつか鉛筆の芯で画面を汚しちゃいそうとか思うと、精神衛生上良くないよなぁ。
ちなみに、鉛筆に限らず導電性のあるものなら利用可能ということなので、これは代用品を探すしかないでしょう!
というわけで、筆記用具に限らず身の回りにあるもので、色々試してみました。
なお、液晶保護シートは無い状態で、Zultraに最初から入っているスケッチアプリを使用。
一定の条件に揃えるため、毎回ゆっくり横に直線を一本だけ描きました。
まず、SONYさん推奨の鉛筆からスタート。
実際に鉛筆で操作してみると、スルスル描けます。
一般的なスマフォ用スタイラスに比べ、ペン先が細いので、絵を描いたりするのに良いです。
ちなみに、芯が尖った状態より、文字を書くならもう少し削りたいって思うぐらい丸くなってた方が、きちんと認識するようです。
また、硬さによって変わるかと思い、6B~4Hまで順に試していったのですが、2Hぐらいから線がよれたりするようになりました。
これは芯の先端の状態が均一ではないため(尖らせる方なら揃えられたが、芯先が丸くないと認識が悪かったので)誤差の範囲なのかもしれませんが、やはり硬いと接地が面より点になりがちなのかもしれません。
とはいえ、あまり軟らかいと芯が削れて画面を汚しちゃいそうなので、一般的に普及している2B~HBぐらいを使えば間違いないのではないでしょうか。
ここからは、鉛筆以外を試してみました。
1.事務用ボールペン
2.やや太字(1mm)のボールペン
3.ペン先がボールペン風のシャープペン先
4.Style Fitのシャープペン先
5.シャープペンの芯(0.5mm)
6.ドットを描くためのネイルアート用品
7.耳掻き(スクラッチミミング)
8.ピンセット
9.はさみ
10.鉛筆キャップ
11.クリップ
基本的に、家にありそうなもの、もしくは価格が安いものを集めてみました。
6のネイル用品は高そうに見えますけど、100均でも売っていることもあるので追加。
ちょっと懐かしい気すらする金属製の鉛筆キャップは、4本で80円と大変リーズナブルだったので今回のために購入しました。
ちなみに、私の事前予想は1~4の筆記用具は問題なし、5のシャープペンの芯は細すぎてアウト、6以降は金属ばかりを揃えたので全部いけるけど、本命は9、持ちやすさの点で総合的に6、といったところ。
では、結果は実際に描いた画像を見てもらいましょう。
いやー、予想外でした。
筆記用具は、すべて実用には厳しいという結果に。
事務用ボールペンとシャープペンの芯にいたっては、全く描けませんでした。
ボールペンについては、実験の後も色々試したのですが、物によってはペン先が細くても反応したりしたので、実際に試してみないとわからない感じです。
ただ、反応するボールペンでも、角度によって線が途切れたりするし、稀にダマになったインクが画面にベトっと付いたり(紙に書いてる時にも起こりますよね)して大慌てしたので、無理に探す必要も感じなくなりました。
ネイルアート用品も、思ったより反応悪かったです。
これでも先が細いのかな?
耳掻きは概ね予想通り。
反応は悪くないけど、毛筆のように立てて持たないと安定しないので、メモ書きには十分だけど、お絵描き用途だと他を探した方が良い感じ。
ピンセットは、先端に隙間が空いている形状なので、やはり角度に気を使います。
はさみも、2枚の金属が合わさった形状なので、安定しません。
しかも刃物なので、うっかり画面を傷つけちゃう可能性も高く、これは無しかなぁ。
そして、さすがに鉛筆キャップは、期待を裏切りませんでした。
このまま単体でも使えますけど、短くて持ちにくい場合は、アイブロウやアイライナーなどに、一時的に被せれば、普通にペンのように使えるので、化粧ポーチに忍ばせておくと便利かも。
良い意味で期待を裏切ったのが、クリップです。
とても持ちにくいのですが、描き心地だけなら今回の検証でNo1!
なので、試しに割り箸にくくりつけて、ペンのような持ち心地にしてみました。
・・・ビジュアルが大変貧乏臭いです。
いくらなんでもこれは無しかと思ったんですけど、、、
なにこれ、すっごい描きやすい!!(゜ロ゜ノ)ノ
写真で伝わるかわかりませんが、ペン先の隙間から画面の描いている箇所が透けて見えるので、細かい部分を描くにはうってつけ!
総評としては、外で使うために金属製の鉛筆キャップを携帯し、クリップ+割り箸は家でのお絵描き専用、といった感じですね。
今回の検証は、あくまで私の手持ちの品々で試した結果です。
同じように見えるものでも、微妙な素材の違いが、思わぬ違いを生む可能性がありますので、色々試してみると面白いですよ。
ピンバック: Xperia Z Ultraのペン入力に向いているものを探してみた | Heidiの独り言。 | ぷるるんお肌に変身!美容スキンケア関連ニュース
最近、Z ultra を購入しました。クリップが一番いいなんて意外ですねー!
>Hiroshi Ogawaさん
私も試す前には想像もしてませんでした。(^-^;
導電性が高いものが適しているのですが、ボールペンの先などは見た目は同じようでも、実際に試すと全然別の反応だったりするので、ベストなものを探すのは大変です。
その点クリップと鉛筆キャップは、メーカーによる差違もなく、安価に入手できるため、オススメするには抜群の安定感でした。